2021年3月25日木曜日

[AI関連発明]内視鏡画像処理システム(特許6632020)

 (登録例20)

【請求項1】
  管腔臓器内の内視鏡により撮像された内視鏡画像を取得する画像取得手段と、
  第一の学習済みモデルに対して前記取得された内視鏡画像を与えることで、該内視鏡画像を撮像した内視鏡の位置及び方向を示す位置情報及び向き情報を取得する第一モデル処理手段と、
  前記取得された位置情報及び向き情報と前記取得された内視鏡画像とを関連付けて格納する格納手段と、
  を備え、
  前記第一の学習済みモデルは、教師用内視鏡画像を撮像した内視鏡の位置及び向きの正解を該教師用内視鏡画像に対して関連付けた複数の教師データに基づいて、機械学習されている、
  内視鏡画像処理システム。

 「研修医が内視鏡を適切に動作させる手技を習得しようとした場合、指導医の下で訓練を受けなければならず、指導医の負担の増加などの問題が生じている。また、医師が自身で操作する内視鏡の動作の良し悪しや自身の内視鏡手技の習熟度を自己判定できないといった問題もある。」ということに鑑み、「内視鏡画像を用いた内視鏡動作の支援を可能とする技術」を提供するものである。
 具体的には、内視鏡画像から内視鏡の位置及び向きの正解を推定するという構成を備えている。
 内視鏡画像から病理タイプを識別することはいくらでも行われているが、内視鏡操作の手技に着目して、位置や向きを出力させることは珍しいのかもしれない。
 ただ、医師が実際に内視鏡を動作させる際には、臓器内を網羅したか把握しているはずなので、撮影された画像から無意識のうちに位置や向きを理解しているとは思われる。


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