審査基準に触れたことがない人には難しい内容を何とかわかりやすく親しみやすいものにしようという苦労がうかがい知れる。拍手!
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[裁判例]【補足】システムを装置に変えることは容易か(令和3年(行ケ)10027号)
2022年12月29日の投稿で、タイトル記載の裁判例(審決取消訴訟)でシステムを装置に変えることに進歩性が認められたことを報告した。その中で、同日に出された侵害訴訟の判決では、同じ引例を理由に、新規性なしと判断されたことに非常に驚いたとコメントした。 この件について、今月号の...
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本事件は、ニコニコ動画等のサービスを提供する株式会社ドワンゴ(以下、「原告」という)と米国法人であるFC2,INC.(以下、「被告」という)との間で争われた侵害訴訟であり、知財高裁の大合議で取り上げられた事件である。 原告は、特許第6526304号(発明の名称「コメント配信シ...
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特許権者が販売した特許製品については、特許が用い尽くされたものとして特許権の効力が及ばない。これを「消尽」という。特許権者から製品を購入したのに、その製品の使用に際し特許権を行使されてはたまらない。消尽が認められる趣旨は容易に理解できると思う。 ところで、特許権者から特許...
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ガス系消火設備に関する発明の異議申立事件の取消決定に対する取消訴訟である。 ガス系消火設備では、建物内の部屋に複数の容器内の消火剤ガスを導入して消火を行う。複数の容器からいっぺんにガスを供給すると部屋の圧力が高くなりすぎるので、それを防止するために、排気ダクトを太くしなくては...
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