特許行政年次報告書2021年版を受け、無効審判と異議申立の比較データを更新。
無効審判の無効率がかなり上がっている。昨年の投稿で、無効審判の無効率が下がってきていると書いたが、考えてみると、計算対象となっている無効審判の総数が100件台と母集団が少ないので、年によって若干のブレがあるのは自然であり、2015年~2020年の数字はその範囲内と思われる。
対して、異議申立の方は母集団が1000件台であり、取消率の変動が小さいのはそのためかもしれない。
両制度を比較すると、若干、無効審判の方が無効率が高いということが言える。
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